30歳くらいのお姉さんは、いつもお宅のハードレンズは反転してしまうと言って持ってくる。ハードの反転とは傘でいうところの『おちょこ』(・・;)
もっともこの『おちょこ』とうい言葉、今では死語になっているそうで若い人にはわからないらしい。世も末だ(^_^;)
それだけ傘も品質がよくなったのだろう。昔の傘は強い風が内側から入れば傘が裏返しになってしまったのだ。この状態を『おちょこ』という。
ハードレンズの『おちょこ』は大変だ!ハードを裏返すなんでそうそうできるものではない。無理して反転させようとすれば、普通は割れてしまう。それを何回も反転させるのだから相当の芸達者かユリゲラーなのだ。今風にいえばミスターマリックなのだ。
不思議な現象なのでお姉さんに扱い方法を再現してもらった。そしたらおもむろにお姉さんハンカチを取り出しハードレンズをこすり始めた。やっぱマジシャンなのだ。。。そして目に入れた???
ハードレンズをハンカチでこすって汚れを取ってつけていたそうなのだ。なるほど、ハンカチでハードレンズをこすることによって摩擦で熱が派生してレンズのアクリルが柔らかくなって反転したのだ!!
そのあとちゃーんと洗浄液をつけて指でこすり水道水ですすぐよう説明して納得してもらいました(^_^;)どこであんな技覚えたんだろうね
※ちなみにハードコンタクトは反転させてしまうとレンズの素材の中にクラックができたり歪みが起きてBCが変わってしまうので反転したものを戻しても使えません。